アウトドア単独行（登山）

こんにちは、いるさんです。
本日は山における単独行を少し書いてみようかなと思います。

ソロで登山をする時にどんな魅力があり、どんな怖さがあるのかを端的に書いていこうと思います。登山を始める時は、家族や友人、同僚など何かきっかけがあって始める人がほとんどだと思います。しかしながら、同行者と毎回予定を合わせていくのは大変、また互いの体力や技術に差があると山行が思い通りにいかず歯痒いものになってしまう可能性があります。私もそうでした。なら一人で行ってみようかと考えたのが単独行を始めたきっかけです。

実際に単独行をするようになって正直なところ気持ち的に楽になりました。その魅力は、ペース配分や休憩・食事箇所等の全ての行程を自分自身で決められること、花を愛でることや空気を感じるなど気兼ねなく自然を感じながら贅沢な一人の時間を謳歌できます。私は単独行をしている時よく自身の頭の中を整理する時間に使ったり、色々と妄想にふけったりしています（動物が出てきたらこう倒そうなどなど笑）。その時間は脳内のリフレッシュにおいて大変有効であると考えます。けれども一人というリスクはもちろんついてきます。

その怖さとは、怪我や道迷い等のアクシデントが起こった際に全てを自身で解決しなければなりません。連れがいる場合、「その道違くない？」などの声をかけてくれますし、動けないような怪我をした際に救助を呼んだり、他の登山者を探しに行ったりしてくれます。また、食べ物や火器類等も自身で持たなければなりません。グループで登れば荷物を分配することができ、一人当たりの荷物量を減らすことができます。それにより体力の消耗も比例的に下がることになるでしょう。山に入る前の準備段階からグループ山行以上にしっかりとした下準備を要します。一つ一つのアクシデントへの対処や荷物の取捨選択がシビアになってきます。

ではこのようなリスクがあるから単独行をするなというのか、それは否だと思います。ならどうするか。それは今まで登っていた山よりレベルを落とし、ここまでするのかというほどしっかりと綿密な計画を立てること、そして比較的登山者の多い山に登るようにすることが大事だと思います。初めにそのように習慣付けることで今後の単独行のステップアップにおいても不安要素を軽減してくれると思います。

最後にこれを伝えたいと思います。
単独行は自身の時間や自然に対してより集中できます。また自身のペースで楽しめます。その反面、不測の事態において頼れる人が側に居らず全てを自身で解決しなけれなばならないという強い責任が伴います。安全に楽しむために自身の力量、知識を再確認し的確な山選びをしなければなりません。もちろん山の先輩やアウトドアショップの方の話を参考にすることも良いと思います。
そして忘れないでいただきたいことは、どんな状況でも念頭に考えていただきたいのは傲慢になるな、そして起きたことに対して俯瞰して考えろということです。初めての単独行だといつも以上に神経を使います。以前は漠然と見ていたルートも注視しなければ一つが命取りになります。一つ一つを未然に防ぐ気持ちで山行することを心がけていただきたいです。
それでは皆さん充実した山ライフを過ごしましょう！！

最近では、Have Fun！という登山やキャンプ好きへのマッチングサービスというものも出てきているので、そういったものを使って登山仲間を見つけるというのは一つ選択肢かもしれないですね。